年間の作業(秋〜冬編)
当園での一年間の主な作業を紹介します。
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花が咲き、販売・出荷の時期を迎えると春から秋にかけての手入れ、管理作業の成果が実ります。また、周囲からも「きれいな花の仕事でいいですね」とよく言われますが、花が咲き終わってからの作業こそが大切です。あまり見ることが出来ない作業や裏話なども紹介します。

花芽の長さ 9月とはいえ上旬は、まだまだ暑い日が続いています。最高気温39.5度Cを記録した日もありまして、残りの植え替え作業もまだ出来ません。汗を拭きながら芽かきや枯葉を取ったり、鉢内の除草をします。

■中旬になると幾分、秋風のさわやかさを感じるようになり、暑さの峠を越えたシンビジュームの顔色は、元気を取り戻しているようにも見えます。このあたりから肥料を控えていた株や遅咲き系の品種は最後の置き肥をしてやります。
■植え替えも再開しますが、この時期の植え替えでは作業後の、株の回復を最優先に考えます。できれば花を1年休ませたい所ですが、そうもいきませんので花芽が多いものはバルブあたり1本くらいに制限してやります。
■この時期は雨も多くなり、ナメクジやかたつむりが活発に動くようになるので駆除剤を置きます。
■気温の低下とともに花芽はぐんぐん伸びてきます。(写真:右)

消毒機材 スプリング 10月も中旬頃から下旬にかけては「涼しい」というよりも肌寒く感じるような気候になり、いよいよ寒い冬の到来間じかです。まわりでは稲刈りも終わり一段落ですが、この頃から我が家での主な作業であるハウスや温室の冬支度(ビニール貼り)が始まります。ハウスの屋根のビニール貼りは足元も不安定で、しかも高い場所なので怪我をしないように注意が必要です。また雨が降ったり風が吹いたりしても作業が出来ないので天気予報が気になる時期でもあります。

■ビニール貼りは一気に全部貼ってしまうと急激な環境の変化で花芽や蕾に高温障害が出やすいので、日数をかけて徐々に貼っていきます。
■ビニール貼りの合い間を見て、カイガラムシ、アブラムシ、葉ダニ、スリップスなどの害虫の薬剤散布を行います。

内貼り 暖房機 誘引器具 11月に入り、ビニール貼り(外張り)が終わると間もなく、内張り作業が始まります。当園では全部のハウスを内部一層式で保温効果を高めます。二層や三層の張り方も有りますが、最近では暖冬のため当地域では一層で充分です。この為、光線をより多く浴びる事でピンク系の品種などは本来の花色が出しやすい効果があります。
また、ステムは硬くしっかりと出来ます。
燃料費(重油)は多くかかりますが・・・(-_-;; (写真:右)

誘引器具とつぼみの様子 ■内張りの作業が終わるとすぐに暖房機の運転が始まりますが、その前に暖房機の清掃作業や点検整備をします。油やススで真っ黒になりますが、・・・時にはこれがまた楽しい。
外気温(最低温度)が10度以下になると、本格的な加温を始めます。(写真:上中)
■中旬以降は内張りが完了し、夜間暖房を始めると早咲きの品種は花芽がどんどん伸びてきます。そのままにしておくとステム(花茎)が曲がってしまう品種もあるので誘引作業が必要になります。
スプリングを利用した誘引器具で上方向に軽く引っ張り、修正してやります。(写真:右)

箱詰め作業 通い箱 12月に入り、早咲き系品種が置いてあるハウスはすでに冬支度も整い出荷も始まります。中旬ころより、いよいよ出荷の最盛期を迎え、春から秋にかけての成果が出る時でもありますが、今年は夏の猛暑、秋の気温は順調、11月上旬には曇天が続き、その後晴天が続くという、まことに開花時期が読みにくい年でしたが無事にクリスマス前のピークになりました。

■朝、なるべく気温が上がらないうちに花を切り、通い箱に入れて作業場へ持ち込み、丁寧に包装箱詰をします。(写真:右)

ダクトに入れる
切ってきた花は、輸送中にキズや傷みが出ないように、一本づつダクトに入れて出荷する
お客様のもとへ届くまでに時間がかかることも有るので、給水ホルダーで水を供給します。 ホルダーをつける ホルダー
切り花ホルダー(商品名:フレッシュホルダー

1月の出荷作業は一段落しているように見えますが、今までに温度を上げて栽培管理していた為、数日間でまたすぐに花が咲きそろい、もう3日から出荷作業が始まりました。

■普通咲き〜遅咲き系の品種では今、蕾がシースから抜け花茎が伸びはじめて来て、ほっておくと曲がってしまうので誘引作業が忙しくなります。
■年末から年明けにかけてアブラムシなどの害虫の姿も見えてくるので被害が広がらないうちに消毒をしますがこの時期は花が咲いていたり時間の節約の為、くん煙剤(薬剤に火をつけて発煙させる)を使用します。

植えだし完了 フラスコ苗 2月遅咲き系品種の誘引作業が忙しい中、新しいシンビジュームのフラスコ苗が届いたので数日間、こちらの育苗ハウスの環境に慣らしてから、慎重にフラスコから取り出し、2.5号(直径、約7.5cm)のポリ鉢に植え付けます。こういう作業では、将来きれいな花が咲く姿を想像しながら仕事が出来て楽しい反面、長時間細かい神経を使い同じ作業を繰り返すのでなかなか大変な面もあります。

■この時期、出荷の方はまだまだ続きますが幾分、量的に少なくて一段落です。
■また、この時期は当地名物の空っ風が吹くのでビニールなどを破かれると突然の修理作業も出来てしまいます。

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